ジョンズホプキンス大学 School of Public Health MPH 日本プログラムの Kyoto Spring Institute が3年ぶりにリアル開催されました。
3月下旬、ジョンズホプキンス大学 School of Public Health(JHSPH)MPH 日本プログラム Kyoto Spring Institute(KSI)が京都で開催されました。これまで2年間、オンラインでの開催を余儀なくされてきましたが、今年はやっと対面開催が実現しました。全国の受講生(ほとんどが社会人)は、日常業務やスケジュールを何とか調整して参加にこぎつけました。それだけに、久しぶりに(あるいは初めて)講師陣、同級生や他学年の受講生と対面で出会えた感激は大きかったようです。
今年は、毎年来日される MPH Program Chair の Marie Diener-West 教授による「データ分析ワークショップ」に加え、JHSPH疫学の松下邦洋教授が講師陣に加わり、「臨床疫学」の科目が同時並行で異なるクラスに提供されました。朝から晩までの集中的なコースワークを受講する5日間は、集中力と持続力を要する厳しい毎日でしたが、仲間同士で学習を支え合う光景が見られました。受講生の満足度も高く、また皆で京都での夕食会も楽しむなど、同級生同士の一体感も生まれたようです。
最終日には、最終学年(今年は5期生)の卒業式が開催されました。正式には、5月に米国ボルチモアのキャンパスで開催されますが、そこに行けない方々のために前倒しで毎年開催してきました。全員がガウンを着て、晴れやかな顔でのぞみ、達成感を味わっていたようです。
3月26日には、東京日本橋で「公開シンポジウム」が開催されました。ハイブリット開催でしたが、全国から現地に集まっていただいた方々も多く、熱心に説明を聞いておられ、活発な質問も聞かれました。また、日本プログラムだけに提供されるSSPJ(Special Study Program for Japan)の利点について、わかりやすい説明がありました。
*掲載の記事は、Primaria ONLINE 2023年6月号に掲載されたものです。Primaria ONLINEは、医療者であればどなたでも会員(無料)の登録でご覧いただけます。
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