開講10周年記念シンポジウムを開催しました ジョンズホプキンス大学 School of Public Health MPH 日本プログラム / Kyoto Spring Institute
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ジョンズホプキンス大学 School of Public Health MPH 日本プログラム / Kyoto Spring Institute
開講10周年記念シンポジウムを開催しました
開催概要
【日時】2026年3月22日(日)9:30~13:00
【会場】東京大学 福武ラーニングシアター+オンライン配信
2026年3月22日(日)、東京大学 福武ラーニングシアターにて、ジョンズホプキンス大学 School of Public Health MPH 日本プログラム / Kyoto Spring Institute 開講10周年記念シンポジウムを開催しました。
本シンポジウムは、2016年の開講から10周年を迎えたJHSPH MPH 日本プログラムの節目として企画したものです。ジョンズホプキンス大学 School of Public Health(JHSPH)のリーダー、Faculty、そして日本プログラムの卒業生・在校生が一堂に会し、公衆衛生学を学ぶ意義、臨床医・研究者のキャリアの広がり、日本におけるプロフェッショナル・パブリックヘルス人材の未来について、多角的な議論が交わされました。
会場参加とオンライン参加を組み合わせたハイブリッド形式で実施し、多くの皆さまにご参加いただきました。各セッション後の質疑応答では、登壇者に対して活発な質問が寄せられ、海外大学院進学や公衆衛生分野への挑戦を検討する方々にとって、具体的な判断材料と新たな視点を得る機会となりました。
登壇者
(左より)Michael Klag(Dean Emeritus / 教授, JHSPH)、Marie Diener-West(MPH Program Chair / 教授, JHSPH)、福原俊一(Director, KSI / 客員教授, JHSPH / 京都大学 特任教授)
(左より)松下 邦洋 / 教授, JHSPH、山崎 大 / 京都大学 特定准教授、南宮 湖 / 慶應義塾大学医学部 教授、柴垣 有吾/ 聖マリアンナ医科大学 教授、杉山 洋介 / ギリアド・サイエンシズ 政策渉外部
プログラム
第1部 JHSPHおよびKSIリーダーからのメッセージ
第1部では、JHSPHおよびKyoto Spring Instituteのリーダーより、日本における公衆衛生人材育成の展望についてメッセージが届けられました。
Keshia M. Pollack Porter(Dean, JHSPH) ▶動画はこちら
Marie Diener-West(MPH Program Chair / 教授, JHSPH) ▶動画はこちら

Michael Klag(Dean Emeritus / 教授, JHSPH) ▶動画はこちら
福原俊一(Director, KSI / 客員教授, JHSPH / 京都大学 特任教授) ▶動画はこちら
JHSPHのリーダーが描く、日本におけるプロフェッショナル・パブリックヘルス人材の未来像が共有されました。
第2部 JHSPHのFacultyによる講演
松下 邦洋氏は、「Epidemiology for Action: My Path and Experience at JHSPH」と題し、自身の歩みを通して、疫学を実践につなげる視点とJHSPHでの経験の意義を語りました。

山崎 大氏は、「臨床研究の本質はResearch Question: 問いと出会いが研究を育てる」をテーマに、よい研究を生み出すための問いの立て方や、研究を育てる環境の大切さについて講演しました。
研究を社会にどう活かしていくのか、また臨床経験をどのように研究へ発展させていくのかについて、参加者にとって多くの示唆が得られるセッションとなりました。
第3部 活躍する卒業生

南宮 湖氏は、「基礎研究から臨床研究へ、そしてグローバルヘルスへ ― Johns Hopkins MPHが拓いてくれたトランスレーショナル研究の広がり ―」を通して、研究領域を越えて視野を広げてきた歩みを共有しました。
柴垣 有吾氏は、「慢性腎臓病患者のPRO:患者中心の医療を目指して」をテーマに、患者報告アウトカム(PRO)に基づく医療の実践と意義について紹介しました。
杉山 洋介氏は、「公衆衛生学と医薬品アクセス:MPHでの学びと教訓」を題材に、医薬品アクセスと政策渉外の現場で公衆衛生学の学びがどのように活かされているかを語りました。
卒業生それぞれの経験から、MPHで得た知見が臨床、研究、政策、グローバルヘルスへと広がっていく様子が具体的に示されました。
第4部 卒業生および在校生によるパネルディスカッション

第4部では、卒業生と在校生によるパネルディスカッションを行いました。多様なバックグラウンドをもつ登壇者が、なぜMPHに挑戦したのか、学びをどのように実務へつなげているのか、今後どのようなキャリアを描いているのかについて率直に語り合いました。
座長:鈴木 景子[7期生]、土方 保和(京都大学 特定講師)
卒業生:南宮 湖[1期生]、耒田 善彦[1期生]
在校生:土屋 芽衣[9期生]、北山 明子[10期生]、牧山 純也[8期生]
会場・オンラインの参加者からも多くの質問が寄せられ、活発な対話が生まれました。海外大学院進学や公衆衛生分野への挑戦を検討している方々にとって、将来の選択肢を広げる機会になったことがうかがえました。

シンポジウムを終えて
本シンポジウムを通じて、JHSPH MPH 日本プログラムがこの10年間で築いてきたネットワークと、その学びが日本の医療・研究・政策の現場へ着実に広がっていることを、あらためて実感する機会となりました。
多大な時間と費用を要する留学という選択に、どのような意味があるのか。臨床医や研究者のキャリアはどのように広がりうるのか。登壇者それぞれの経験を通して、その問いに対する多様な答えが示された半日となりました。
ご参加いただいた皆さま、登壇者の皆さま、そして開催にご協力いただいた関係者の皆さまに、心より御礼申し上げます。































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